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風邪とインフルエンザの英語

そもそも風邪ってなぁに?

image of a boy smiling showing his teeth誰もがかかったことのある「風邪」cold ですが、そもそもこれはどんな病気なのでしょう? これは声帯より上の呼吸器(鼻や喉)である「上気道」upper respiratory tract が炎症をおこした「上気道炎」のことなのです。原因となるのはウイルス virus です。このウイルスが空気中に浮かぶ小さな粒子に乗って人の鼻や口などに入って感染(これを飛沫感染 droplet spread と言います)するわけです。風邪ではくしゃみ sneezing、鼻水 runny nose、咳 cough、喉の痛み sore throat など上気道に色々な症状がみられますが、これらのうち、どの症状が強くなるかというのは感染したウイルスの種類によって決まります。 風邪の原因の50% 以上を占めると言われる「ライノウイルス」rhinovirus ("rhino-"は「鼻」を意味します)は主に鼻の症状を引き起こします。また「今年の風邪はお腹にくる」などとよく耳にしますが、これは厳密に言えば「風邪」ではありません。このような stomach fl u は、消化管に感染する全く別のウイルスが引き起こす胃腸炎なのです。このように相手がウイルスの時は、細菌bacteria と違って抗生物質 antibiotic は効きません。ですが弱った粘膜に細菌が付着し、二次感染を起こすことがあります(これが俗に言う「風邪をこじらせる」"My cold has gotten worse." というやつですね)。ですからFamily Doctor はこれを防ぐために抗生物質を処方することもあります。 また「風邪は治ったはずなのにいつまでも空咳 dry cough だけ続く」ということもありますよね。これは感染で過敏になっている気管支の平滑筋が痙攣を起こすことによって起こる咳で、「咳喘息」"cough variant asthma”と呼ばれています。風邪の後の長引く咳にお困りの方は一度お医者さんにご相談されるとよいでしょう。

風邪とインフルエンザの違い

インフルエンザ infl uenza/fl u はインフルエ ンザウイルス infl uenza virus によって引き起 こされる上気道炎ですが、風邪とは症状が異 なります。「これはインフルエンザかな?」と いう症状 fl u-like symptoms としては、38℃をとしては、38℃を超えるような突然の発熱 sudden fever、頭痛 headache、筋肉痛 muscle ache muscle ache 、強い疲労感 や倦怠感extreme exhaustion/tiredness などがなどがあります。これらはいずれも普通の風邪には 見られない症状です。インフルエンザの恐ろ しいところは、子供やお年寄りなど抵抗力の 弱い人に感染した場合に、肺炎 pneumonia な どの命を脅かすほどの合併症 life-threatening complications を起こすことです。事実、毎年を起こすことです。事実、毎年500 ~ 1500 人のカナダ人がインフルエンザ で亡くなっています。 このインフルエンザを完全に予防する手 段はありません。ですがよく手を洗うこと frequent hand washing や消毒剤の使用 hand sanitizer はどんなウイルスにも効果的です。はどんなウイルスにも効果的です。またインフルエンザの予防接種 fl u shot/fl u vaccination は合併症の危険が高い子供やお 年寄りには特に効果的です。ワクチンの効果 は1 ~ 6 ヵ月ですので、流行時期に合わせ て11 月から12 月に接種するといいでしょ う(今からだと遅すぎます!)。

治療のちょっとイイ話

読んでいる方の中にも「ちょっと風邪気味」 "I've got bit of a cold./I have a touch of cold." という方もいることでしょう。風邪やイン フルエンザにかかってしまったら、何より 大切なのが充分な休養と水分補給 plenty of rest and fl uids です。もちろんそれぞれの症 状に合わせた薬を飲むのもよいでしょう。薬 局には医師の処方箋なしで買える over-thecounter medications として、鼻水、鼻づま りにはantihistamine、喉の痛みにはthroat lozenge という「のど飴」など色々揃ってい ます。ただ解熱剤painkiller の使い方だけはの使い方だけは気を付けて下さい。身体に入ってきたウイル スをやっつけるのはリンパ球 lymphocyte で す(だから風邪をひくと首のリンパ節が腫 れたりするのですね)。実はこのリンパ球の 働きが活発になるのは体温が平熱より少し 高い時なのです。従って風邪の発症初期に 解熱剤を飲んでしまうとリンパ球の活動が鈍 り、逆効果になってしまいます。その他イン フルエンザにかかっている子供にアスピリン aspirin を使っては危険です。稀ですが、激 しい嘔吐や意識障害などを引き起こすライ症 候群Reye's syndrome という恐ろしい病気を 引き起こす可能性がありますので。 近年、インフルエンザには "Tamifl u" とい うウイルスの増殖を抑えるいい薬ができま した。発症後48 時間以内に使用すれば、通 常2週間程度かかる経過を短縮する効果があprescription が必要です。

カナダで人気の "Echinacea"

最後に風邪にまつわる民間療法について お話ししましょう。よく言われる「風邪に は Vitamin C」ですが、実はこれにはそれほ ど強い医学的な根拠がないのです。また北 米では"Jewish penicillin" とも呼ばれ、風邪 対策として有名な "Chicken soup" も、「その 湯気が鼻症状を緩和する」程度の根拠しか ありません。しかしカナダ人の間で万能薬 panacea として有名で、なおかつ科学的に もその有効性が実証されている薬草があり ます。それが "Echinacea" です。 この Echinacea(和名「ムラサキバレン ギク)は免疫系を刺激することが知られて おり、風邪の発症時期に合わせて飲むと効 果的とされています。どこの drug store で も手に入るので、「風邪かな?」と思った時 には試してみるとよいでしょう。

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