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ボーダー必見! スノーボードでの怪我
スノーボードによる怪我で一番多いのは、転倒の際の「かばい手」による手首の骨折wrist fracture です。続いて切り傷external injuries、脱臼 dislocation、打撲bruise、捻挫 sprain、頭部外傷 head injuryと続きます。ここではまず一番多い手首の骨折についてみていきましょう。スノーボードで転倒する際、手から転んではいけません。しかし初心者はどうしてもこの「かばい手」をする傾向にあるため、手首の骨折が多くなってしまいます。 お医者さんに説明する時、「転んだ時に手をついた」というのは I used my hand to break my fall. と言えばよいでしょう。
手首をついた後に痛みがある場合、手首がグニャッと変形するなど、誰が見ても骨折とわかる場合もありますが、中にははっきりとしないものもあります。親指の付け根の部分に腫れ swelling と 圧痛 tenderness がある場合は、「舟状骨」navicular boneという小さな骨が折れている可能性があります。この骨折は血行障害が起こりやすく、適切な処置をしないと「偽関節」false jointと呼ばれる、骨がついていない状態になり、後々まで苦労することになってしまいます。またそれ以外の骨折でも、放置すると機能障害が残ったり、親指の力が弱くなって強く握れないなどの障害が残ることもあります。痛みが続く場合は素人判断をせずに、面倒でも必ず病院で受診するようにしましょう。
処置の基本は"RICE"
骨折や脱臼といったものは病院での処置が必要になります。しかし打撲や捻挫などでは、「病院に行かないで様子を見るかな」と思う方も多いと思います。そんな時のために覚えておいてほしいのが、ここで紹介する"RICE" という処置です。 "RICE" とは Rest(安静) Icing(アイシング) Compression(圧迫) Elevation (挙上)の頭文字です。これは打撲や捻挫などの運動器官の炎症に対する基本処置です。 打撲や捻挫ではその部位に「炎症反応」が起こっています。そしてこの炎症反応に対する処置の基本は「血流を少なくすること」なのです。安静(Rest) にすることによって患部のものの保護と、そこで消費される血液の減少が期待できます。アイシング(Icing)では血管が収縮して血流は減りますし、圧迫(Compression)、挙上(Elevation)でも物理的に患部への血流が減少します。こういった原理がわかると、受傷後の入浴や飲酒がなぜよくないものかが分かりますね。両者とも血管が拡張し、患部への血流が増加してしまうのですから。怪我をした後はこのRICE を最低48 時間は続けて下さい。特にIcing は氷を使って痛いぐらいまでやった方がいいでしょう
急性硬膜下血腫
骨折や脱臼といったものは病院での処置が必要になります。しかし打撲や捻挫などでは、「病院に行かないで様子を見るかな」と思う方も多いと思います。そんな時のために覚えておいてほしいのが、ここで紹介する"RICE" という処置です。 "RICE" とは Rest(安静) Icing(アイシング) Compression(圧迫) Elevation (挙上)の頭文字です。これは打撲や捻挫などの運動器官の炎症に対する基本処置です。 打撲や捻挫ではその部位に「炎症反応」が起こっています。そしてこの炎症反応に対する処置の基本は「血流を少なくすること」なのです。
安静(Rest)にすることによって患部のものの保護と、そこで消費される血液の減少が期待できます。アイシング(Icing)では血管が収縮して血流は減りますし、圧迫(Compression)、挙上(Elevation)でも物理的に患部への血流が減少します。こういった原理がわかると、受傷後の入浴や飲酒がなぜよくないものかが分かりますね。両者とも血管が拡張し、患部への血流が増加してしまうのですから。怪我をした後はこのRICE を最低48 時間は続けて下さい。特にIcing は氷を使って痛いぐらいまでやった方がいいでしょう。
冒頭の部分でも触れましたが、ボードでも生命を落とす場合があります。その一番の原因がこの急性硬膜下血腫に代表される頭部外傷です。「生命を落とすほどの頭部外傷というのだから、よっぽど強く頭を打たなければ大丈夫だろう」と思いがちですが、実際にはそれど強く頭を打たなくても危険なのです。典型的な例が「逆エッジとられて転倒し、後頭部を打った」"I fell back on the back edge and bang my head"という場合です。 それではこの急性硬膜下血腫 acute subdural hematoma というのはどんなものなのでしょう? 脳は頭蓋骨の下で硬膜という膜に守られています。この膜と脳の間の血管が転倒の際の衝撃で切れたりすると、硬膜と脳の間にどんどん血が溜まって血腫 hematomaを作ります("sub-" は「下」、"dural" は「硬膜の」という意味です)。
この血の固まりが脳を直接圧迫するために、緊急に開頭して血腫を除去する必要があるのです。しかし手術がうまくいっても脳浮腫cerebral edema が残ることが多く、予後は非常に悪いのです。 さらにやっかいなのは、この部位の出血は必ずしも頭蓋骨の骨折を伴わないということです。ですから見た目には何ともない場合が多いのです。頭を打ってから頭痛があり、数十分から数時間の間に意識障害 disturbance of consciousnessが出てくる場合はすぐに病院に行って下さい 。 スノーボードの怪我は初級者が48%、中級者が44%を占めると言われています。皆さんもまずはソフトな雪面で正しい転び方と逆エッジにとられない技術を身につけて、今回紹介した英語を使わないで済むようにしましょうね。 「おりもの」「ギプス」「入れ歯」など、日常生活でも意外に知らない医療英語がありますよね。次回はそんな「言えそうで言えない医療英語」です。


医療英語
J. E